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扁鵲
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へんじゃく
ふりがな文庫
“
扁鵲
(
へんじゃく
)” の例文
「亡くなってから一刻も経っている、ふん、この病気には
耆婆
(
ぎば
)
でも
扁鵲
(
へんじゃく
)
でも手が出ない、さよう、すぐ納棺するんだな」
山椿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
いよいよ
定業
(
じょうごう
)
が満ちて今死ぬという時になったならばたとえ
耆婆
(
ぎば
)
、
扁鵲
(
へんじゃく
)
といえども救うことは出来ないのである。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
「
扁鵲
(
へんじゃく
)
の言いけらく、よく死すべきものを活かすにあらず、よく活くべきものを活かしむるなり」
大菩薩峠:19 小名路の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
逆上とは読んで字のごとく
逆
(
さ
)
かさに
上
(
のぼ
)
るのである、この点に関してはゲーレンもパラセルサスも旧弊なる
扁鵲
(
へんじゃく
)
も異議を
唱
(
とな
)
うる者は一人もない。ただどこへ
逆
(
さ
)
かさに
上
(
のぼ
)
るかが問題である。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼らの信仰によると病気は大抵悪魔、厄鬼、死霊等の害悪を加うるによるものであるから、まず祈祷の秘密法によって悪癘を払わなくては、たとい
耆婆
(
ぎば
)
扁鵲
(
へんじゃく
)
の薬といえども決して利くものでない。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
▼ もっと見る
扁鵲
(
へんじゃく
)
もそう言っている、「
越人
(
えつじん
)
よく起すべき者を知って
之
(
これ
)
を起す」
大菩薩峠:26 めいろの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“扁鵲”の解説
扁鵲(へんじゃく、Biǎn Què)は、古代中国・春秋戦国時代の伝説的な医者。中国医学の祖。インドの耆婆(ジーヴァカ)と並ぶ名医の代名詞。
(出典:Wikipedia)
扁
漢検1級
部首:⼾
9画
鵲
漢検1級
部首:⿃
19画
“扁鵲”で始まる語句
扁鵲倉公列伝