“耆婆扁鵲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎばへんじゃく57.1%
きばへんじゃく28.6%
きばへんじやく14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまり人間の体内に耆婆扁鵲ぎばへんじゃく以上の名医が居て、それが場合に応じて極めて微妙な調剤を行って好果を収めるらしいというのである。
お雪の病気をなおすにも怪しいものを退治るにも、耆婆扁鵲きばへんじゃくに及ばず、宮本武蔵、岩見重太郎にも及ばず、ただ篠田の心一つであると悟りましたので、まだ
湯女の魂 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
(躊躇して)別に惡くなつたと云ふ程でもないが、なにしろ病人が床の上に起き直つて、よるも晝も書きづめでは、耆婆扁鵲きばへんじやくも匙を投げなければならない。
近松半二の死 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)