“ぶんの”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ブンノ
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
額に八千代の唇が触つたやうな気持がして楯彦氏は吃驚びつくりして目を覚ました。鏡を見ると、白い布片きれくるまつた毬栗いがぐりな自分の額が三ぶんの一ばかり剃り落されてゐる。
仁田の展望は、よしそれが風景のエキスであっても、普賢の展望の三ぶんの一に過ぎない。更にこれに三分二を加えたものが普賢の展望で、従って美の包容量も三倍される。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
木場道きばみちの三ぶんのくらいを下ったところで自動車をとどめ、谷を分けくだるとすぐ稚児落ちごおとし滝である。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)