“木場道”の読み方と例文
読み方割合
きばみち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一角楼いっかくろうというのでゆるゆる昼食を取る。長崎方面からの雲仙のぼりは普通小浜からするので、千々岩から上る木場道きばみちというものもあるが小浜の方が道もよし便利でもある。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
木場道きばみちの三ぶんのくらいを下ったところで自動車をとどめ、谷を分けくだるとすぐ稚児落ちごおとし滝である。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
私達は飽かずリンクスの美を鑑賞した上、迎えの自動車で引返したが、夏の日の暮れるに遅く、まだ日足があるので、折柄おりから時雨空しぐれそらを冒し、稚児落ちごおとしの滝を見て帰るため、木場道きばみちをくだらせた。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)