“深川木場”の読み方と例文
読み方割合
ふかがはきば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唯(と)見(み)れば池(いけ)のふちなる濡(ぬ)れ土(つち)を、五六寸(すん)離(はな)れて立(た)つ霧(きり)の中(なか)に、唱名(しやうみやう)の聲(こゑ)、鈴(りん)の音(おと)、深川木場(ふかがはきば)のお柳(りう)が※(あね)の門(かど)に紛(まぎ)れはない。然(しか)も面(おもて)を打(う)つ一脈(いちみやく)の線香(せんかう)の香(にほひ)に、學士(がくし)はハツと我(われ)に返(かへ)つた。
三尺角拾遺:(木精) (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)