わから)” の例文
懸て燒立やきたて其中にて切腹し果たれば死骸は更にわからずとなん惡徒とは云へ天晴あつぱれの器量人と稱すべし斯て越前守には御目附野山のやまいち十郎松田勘解由まつだかげゆ等立合にて一同呼出し先天一坊を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
これでは何方どつち病人びやうにんわからなくなつた。自分じぶん斷念あきらめてをふさいだ。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
こしらへるが肝心かんじんなりそれつき彼川柳點かのせんりうてんに「日々にち/\時計とけいになるや小商人こあきんど」といふのありと申に長八は一かうわからそれなんと云心に候やと云ば是は川柳點と云て物事のあなさがしとも申すべき句なり其心は何商賣なにしやうばいにても買つけの得意場とくいば
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)