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伏
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ふく
ふりがな文庫
“
伏
(
ふく
)” の例文
是
(
ここ
)
に
於
(
おい
)
て
齊
(
せい
)
の
軍
(
ぐん
)
の
善
(
よ
)
く
射
(
い
)
る
者
(
もの
)
をして、
(五三)
萬弩
(
ばんど
)
、
道
(
みち
)
を
夾
(
はさ
)
んで
伏
(
ふく
)
せしめ、
(五四)
期
(
き
)
して
曰
(
いは
)
く、『
暮
(
くれ
)
に
火
(
ひ
)
の
擧
(
あ
)
がるを
見
(
み
)
ば
倶
(
とも
)
に
發
(
はつ
)
せよ』
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
も勤れば決斷には如才有まじ
夫
(
それ
)
人
(
ひと
)
の命の重き事は申さずとも承知ならん然ばよく/\吟味に念を
入
(
いれ
)
囚人
(
めしうど
)
九助が罪を
訊糺
(
とひたゞ
)
し罪に
伏
(
ふく
)
せざる中は
是
(
これ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
余事はさておき、意地を張って身請を拒みました花里も、小主水の説得に
伏
(
ふく
)
していよ/\廃業すると申しますので、海上渡さんはお鼻が高うございます。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
盖
(
けだし
)
雪は雲に
生
(
しやう
)
じて
陽位
(
やうゐ
)
也、霜は
露
(
つゆ
)
に生じて
陰位
(
いんゐ
)
也といへり。越後の夏を
視
(
み
)
て
謝肇淛
(
しやでうせつ
)
が此
説
(
せつ
)
に
伏
(
ふく
)
せり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
千人を
遣
(
や
)
りて
詐
(
いつわ
)
りて
降
(
くだ
)
らしめ、燕王を迎えて城に入らしめ、
予
(
かね
)
て壮士を城上に伏せて、王の入るを
侯
(
うかが
)
いて大鉄板を
墜
(
おと
)
して
之
(
これ
)
を撃ち、又別に
伏
(
ふく
)
を設けて橋を断たしめんとす。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
文芸上ロマンチイシズムの次に自然主義が起り、自然主義の次に理想的民衆主義が起りつゝあるのも、実はその一
起
(
き
)
一
伏
(
ふく
)
の大きな『あらはれ』である。生滅のリズムである。
生滅の心理
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
むかし三皇、五帝も、徳をもって御位を譲り、徳なきは徳あるに譲るを常とし、たとえ天理に
伏
(
ふく
)
さずとも、必ず自ら滅ぶか、或いは次代の帝たる勢力に追われておりましょう。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
老驥
(
ろうき
)
櫪
(
れき
)
に
伏
(
ふく
)
すれども、志千里にありという意がこの
中
(
うち
)
に蔵せられている。第三もまた同じ事である。作者は天命に任せるとはいっているが、意を栄達に絶っているのではなさそうである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
社会改良事業は正義堂々主義一歩を譲らざるものの為し遂げべきものにあらず、必ず彼に
伏
(
ふく
)
し是を拝し、円滑完満の政略を取らざるを得ず、然り我は主義にのみ
頼
(
よ
)
り救世の事業を実行せんのみ
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
「覚えがないというのか。男らしく罪に
伏
(
ふく
)
したまえ」
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
殺され
爭
(
いかで
)
か罪に
伏
(
ふく
)
し申さんやと申すに大岡殿其方如何に
爭
(
あらそ
)
ふとも河原の
死骸
(
しがい
)
は馬丁と
空
(
うつ
)
せみの兩人にして昌次郎夫婦は
存命
(
ぞんめい
)
いたし居るぞ然るに傳吉を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
武士の
一分
(
いちぶん
)
相立ち申さず、お上へ対し
恐多
(
おそれおお
)
い事とは存じながら、かく
狼藉
(
ろうぜき
)
いたし候段、重々恐入り
奉
(
たてまつ
)
ります、此の上は無実の罪に
伏
(
ふく
)
したる友之助をお助け下され
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
盖
(
けだし
)
雪は雲に
生
(
しやう
)
じて
陽位
(
やうゐ
)
也、霜は
露
(
つゆ
)
に生じて
陰位
(
いんゐ
)
也といへり。越後の夏を
視
(
み
)
て
謝肇淛
(
しやでうせつ
)
が此
説
(
せつ
)
に
伏
(
ふく
)
せり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
かつて彼の命の下にあえなき最期をとげた漢朝の
伏
(
ふく
)
皇后や、
董
(
とう
)
貴妃や、また
国舅
(
こっきゅう
)
董承
(
とうじょう
)
などの一族があらわれて、
縹渺
(
ひょうびょう
)
と、血にそみた
白旗
(
はっき
)
をひるがえして見せ、また雲の中に
金鼓
(
きんこ
)
を鳴らし
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
乃
(
すなは
)
ち
其
(
その
)
(四九)
歩軍
(
ほぐん
)
を
棄
(
す
)
て、
其
(
その
)
(五〇)
輕鋭
(
けいえい
)
と、
(五一)
日
(
ひ
)
を
倍
(
ばい
)
し
行
(
かう
)
を
并
(
あは
)
せて
之
(
これ
)
を
逐
(
お
)
へり。
孫子
(
そんし
)
、
其行
(
そのかう
)
を
度
(
はか
)
るに、
暮
(
くれ
)
に
當
(
まさ
)
に
馬陵
(
ばりよう
)
に
至
(
いた
)
るべし。
馬陵
(
ばりよう
)
は
道
(
みち
)
狹
(
せま
)
くして
旁
(
かたは
)
ら
(五二)
阻隘
(
そあい
)
多
(
おほ
)
く、
兵
(
へい
)
を
伏
(
ふく
)
す
可
(
べ
)
し。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
吟味
(
ぎんみ
)
致すに
筋違
(
すぢちがひ
)
とは如何なる儀にや此段承まはりたしと御
老人
(
らうじん
)
の
苦
(
にが
)
り切たる有樣なれば將軍にも御
當惑
(
たうわく
)
の體にて
偵
(
さす
)
が名君の
理
(
り
)
に
伏
(
ふく
)
し見え給ひ
殆
(
ほとん
)
ど御
困
(
こまり
)
の御樣子にて太田主計頭を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
黙って、わしの下知に
伏
(
ふく
)
せ
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
伏
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
“伏”を含む語句
俯伏
折伏
平伏
突伏
打伏
起伏
潜伏
面伏
圧伏
降伏
伏臥
伏拝
下伏
調伏
野伏
三伏
説伏
泣伏
伏樋
伏木港
...