“伏(まつろ)” の例文
ここに天皇、その御子の建く荒き情を惶(かしこ)みて、詔りたまひしく、「西の方に熊曾建(くまそたける)二人五あり。これ伏(まつろ)はず、禮旡(ゐやな)き人どもなり。かれその人どもを取れ」
かれ若帶日子(わかたらしひこ)の命は、天の下治らしめしき。小碓(をうす)の命は、東西の荒ぶる神、また伏(まつろ)はぬ人どもを平(ことむ)けたまひき。次に櫛角別(くしつのわけ)の王は、茨田の下の連等が祖なり。
(こは物部の連、穗積の臣、婇臣が祖なり。)かれかくのごと、荒ぶる神どもを言向(ことむ)けやはし、伏(まつろ)はぬ人どもを退(そ)け撥(はら)ひて、畝火(うねび)の白檮原(かしはら)の宮四〇にましまして、天の下治(し)らしめしき。