トップ
>
伏
>
ふせ
ふりがな文庫
“
伏
(
ふせ
)” の例文
眞
(
まこと
)
に、
罪
(
つみ
)
な、
濟
(
す
)
まない
事
(
こと
)
ぢやあるけれども、
同一
(
おなじ
)
病人
(
びやうにん
)
が
枕
(
まくら
)
を
並
(
なら
)
べて
伏
(
ふせ
)
つて
居
(
ゐ
)
ると、どちらかに
勝
(
かち
)
まけがあるとの
話
(
はなし
)
。
壁
(
かべ
)
一重
(
ひとへ
)
でも、おんなじ
枕
(
まくら
)
。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
終
(
つひ
)
に其場へ切
伏
(
ふせ
)
たり斯て兩人はホツと一
息
(
いき
)
吐
(
つく
)
處へお里も
遁
(
やが
)
て
駈
(
かけ
)
來り其所に御
在
(
いで
)
は父樣かといふ聲
聞
(
きい
)
てオヽお里か能マア無事でと親子三人
怪我
(
けが
)
のないのを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ジャン・マデックは、
緩
(
ゆっ
)
くり調子をとってさっくさっくと鎌を打ちこんでゆくと、麦穂は
末端
(
はし
)
をふるわせ、さらさらと絹ずれのような音を立てつつ素直に
伏
(
ふせ
)
るのであった。
麦畑
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
薩兵の
伏
(
ふせ
)
に陥り、備前守が討死したため、遂に退却した。
鳥羽伏見の戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
小県は草に、
伏
(
ふせ
)
の
構
(
かまえ
)
を取った。これは西洋において、いやこの頃は、もっと近くで
行
(
や
)
るかも知れない……爪さきに
接吻
(
キス
)
をしようとしたのではない。
神鷺之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
謝斷
(
せかれ
)
しが
煩惱
(
ぼんなう
)
の犬に
追
(
おは
)
れ
猶
(
なほ
)
懲
(
こり
)
ずまに忍び通ひける
中
(
うち
)
或夜
(
あるよ
)
若
(
わか
)
い者共の目に
懸
(
かゝ
)
り
引捕
(
ひつとら
)
へられ
桶伏
(
をけふせ
)
にぞせられける是は
据風呂桶
(
すゑふろをけ
)
を
伏
(
ふせ
)
其上へ大いなる石を
上
(
あげ
)
鐵砲を
引拔
(
ひきぬき
)
其穴より
僅
(
わづか
)
に食物を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
其
(
そ
)
の
間近
(
まぢか
)
な
火
(
ひ
)
は
樹
(
き
)
に
隱
(
かく
)
れ、
棟
(
むね
)
に
伏
(
ふせ
)
つて、
却
(
かへ
)
つて、
斜
(
なゝめ
)
の
空
(
そら
)
はるかに、
一柱
(
いつちう
)
の
炎
(
ほのほ
)
が
火
(
ひ
)
を
捲
(
ま
)
いて
眞直
(
まつすぐ
)
に
立
(
た
)
つた。
續
(
つゞ
)
いて、
地軸
(
ちぢく
)
も
碎
(
くだ
)
くるかと
思
(
おも
)
ふ
凄
(
すさま
)
じい
爆音
(
ばくおん
)
が
聞
(
きこ
)
えた。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
伏
(
ふせ
)
たる程の
腫物
(
しゆもつ
)
出來て
病
(
いた
)
むこと甚だしく自由には
起居
(
たちゐ
)
も成ざればお花は又もや
駭
(
おどろ
)
きて以前の醫者を
呼
(
よび
)
て見するに此度は醫師も
首
(
かうべ
)
を傾け是は何共
名付
(
なづけ
)
難き
腫物
(
しゆもつ
)
なり何にもせよ口を明て毒を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
伏
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
“伏”を含む語句
俯伏
折伏
平伏
突伏
打伏
起伏
潜伏
面伏
圧伏
降伏
伏臥
伏拝
下伏
調伏
野伏
三伏
説伏
泣伏
伏樋
伏木港
...