“名付”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なづ83.3%
なづけ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところで光線と名付なづけられるものは、この紫から赤までだけではない。紫よりももっと波長の短い波があって、これを紫外線しがいせんとよんでいる。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
明治芸人鑑めいぢげいにんかがみ」と題して俳優音曲おんぎよく落語家の人名を等級別に書分かきわけたもの、又は、「新橋芸妓評判記しんばしげいしやひやうばんき」「東京粋書とうきやうすゐしよ」「新橋花譜しんばしくわふ」なぞ名付なづけた小冊子もある。
虫干 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
なし夫より國許くにもとへ歸れば間もなく兩人りやうにんの妻安産あんざんなし金屋のかたは女子にて名をおきくと呼び井筒屋ゐづつやかたは男子にて吉三郎と名付なづけ互ひのよろこび大方ならずかね約束やくそくの如く夫婦ふうふにせんと末を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ふせたる程の腫物しゆもつ出來ていたむこと甚だしく自由には起居たちゐも成ざればお花は又もやおどろきて以前の醫者をよびて見するに此度は醫師もかうべを傾け是は何共名付なづけ難き腫物しゆもつなり何にもせよ口を明て毒を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)