“口媛”の読み方と例文
読み方割合
くちひめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さっきから、あすこに、水の中にひれしておりますのが私の兄の口子くちこでございます」と、口媛くちひめは涙をおさえてお答え申しました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
そのとき皇后のおそばには、口子くちこの妹の口媛くちひめという者がおつかえ申しておりました。口媛くちひめはおにいさまのそのありさまを見て
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
口子くちこはそのあとで、口媛くちひめ奴里能美ぬりのみの二人に相談して、これはどうしても天皇にこちらへいらしっていただくよりほかには手だてがあるまいと、こう話を決めました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)