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『伊太利亜の古陶』
ふりがな文庫
『
伊太利亜の古陶
(
イタリアのことう
)
』
晩餐が終り、程よい時が経つと当夜の主人である高畠子爵は、 「どれ——」 と云いながら客夫妻、夫人を見廻し徐ろに椅子をずらした。 「書斎へでもおいで願いますかな」 「どうぞ……」 卓子の彼方の端から、古風な灰色の装で蝋のような顔立ちの夫人が軽 …
著者
宮本百合子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「中央公論」1924(大正13)年5月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約32分(500文字/分)
朗読目安時間
約52分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
莞爾
(
にこり
)
藍
(
ゴス
)
祖父
(
じじ
)
私
(
ひそ
)
入用
(
い
)
祖母
(
ばば
)
煌
(
かがや
)
熾
(
さかん
)
朧
(
おぼ
)
恍惚
(
うっとり
)
宥
(
ゆる
)
娯
(
たのし
)
吐
(
つ
)
琺瑯
(
ほうろう
)
吋
(
インチ
)
繍
(
ぬ
)
羅馬
(
ローマ
)
耀
(
かがや
)
肝煎
(
きもいり
)
卓子
(
テーブル
)
凋
(
しぼ
)
跟
(
つ
)
軈
(
やが
)
釉薬
(
うわぐすり
)
長閑
(
のどか
)
駛
(
はし
)
鼈甲
(
べっこう
)
哭
(
な
)
巴里
(
パリ
)
珈琲
(
コーヒー
)
牽
(
ひ
)
物懶
(
ものう
)
牛津
(
オックスフォード
)
偏
(
ひとえ
)
捏
(
こ
)
抑々
(
そもそも
)
慇懃
(
いんぎん
)
悠
(
ゆっ
)
屡々
(
しばしば
)
徐
(
おもむ
)
弁
(
わきま
)