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隻腕
ふりがな文庫
“隻腕”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かたうで
66.7%
せきわん
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かたうで
(逆引き)
架
(
か
)
に近きところには、盜人の屍の切り碎きて棄てたるなり。
隻腕
(
かたうで
)
、
隻脚
(
かたあし
)
は猶その形を存じたり。それさへ心を寒からしむるに、我
栖
(
すみか
)
はこゝより遠からずとぞいふなる。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
この時に又た群衆を肘で
撞
(
つ
)
き
退
(
の
)
け/\、リツプの面前へ出て来たのは、仔細らしい、物識り顔な老人で、
隻腕
(
かたうで
)
を腰に突張り、隻腕を杖の上に置いて、尖つた帽の下から、鋭い眼を光らせ
新浦島
(新字旧仮名)
/
ワシントン・アーヴィング
(著)
隻腕(かたうで)の例文をもっと
(4作品)
見る
せきわん
(逆引き)
隻眼
(
せきがん
)
隻腕
(
せきわん
)
、見上げるように高くて痩せさらばえた丹下左膳。猫背のまま源十郎を見すえて、顔の刀痕が、引っつるように笑う。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
司令は誰あろう、この前の第三次世界大戦の空戦に
赫々
(
かくかく
)
たる
勲功
(
くんこう
)
をたてた大勇将として、人々の記憶にもはっきりのこっている、あの
隻脚
(
せっきゃく
)
隻腕
(
せきわん
)
の
大竹
(
おおたけ
)
中将であった。
大宇宙遠征隊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
隻腕(せきわん)の例文をもっと
(2作品)
見る
“隻腕”の解説
隻腕(せきわん)とは、一方の腕を失った身体障害の状態をいう。だいたい、一口に隻腕といっても手首のみ喪失から肩まで全てを失った状態までを大まかにさすので、特に肘関節の有無によって障害の度合いはかなり異なる。類似する言葉に「片腕」が存在するが、こちらは差別用語であると言われるため、「隻腕」か「片方の腕」などという表現が推奨される。
「隻」とは「対になっている物の片方」を数えるときに用いる助数詞である。
(出典:Wikipedia)
隻
常用漢字
中学
部首:⾫
10画
腕
常用漢字
中学
部首:⾁
12画
“隻”で始まる語句
隻手
隻
隻眼
隻脚
隻頬
隻句
隻語
隻足
隻方
隻葉
“隻腕”のふりがなが多い著者
ワシントン・アーヴィング
上田敏
林不忘
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
海野十三