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隻腕
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かたうで
ふりがな文庫
“
隻腕
(
かたうで
)” の例文
架
(
か
)
に近きところには、盜人の屍の切り碎きて棄てたるなり。
隻腕
(
かたうで
)
、
隻脚
(
かたあし
)
は猶その形を存じたり。それさへ心を寒からしむるに、我
栖
(
すみか
)
はこゝより遠からずとぞいふなる。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
この時に又た群衆を肘で
撞
(
つ
)
き
退
(
の
)
け/\、リツプの面前へ出て来たのは、仔細らしい、物識り顔な老人で、
隻腕
(
かたうで
)
を腰に突張り、隻腕を杖の上に置いて、尖つた帽の下から、鋭い眼を光らせ
新浦島
(新字旧仮名)
/
ワシントン・アーヴィング
(著)
僧は
隻腕
(
かたうで
)
、壇にもたれ
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
僧は
隻腕
(
かたうで
)
、壇にもたれ
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
“隻腕”の解説
隻腕(せきわん)とは、一方の腕を失った身体障害の状態をいう。だいたい、一口に隻腕といっても手首のみ喪失から肩まで全てを失った状態までを大まかにさすので、特に肘関節の有無によって障害の度合いはかなり異なる。類似する言葉に「片腕」が存在するが、こちらは差別用語であると言われるため、「隻腕」か「片方の腕」などという表現が推奨される。
「隻」とは「対になっている物の片方」を数えるときに用いる助数詞である。
(出典:Wikipedia)
隻
常用漢字
中学
部首:⾫
10画
腕
常用漢字
中学
部首:⾁
12画
“隻”で始まる語句
隻手
隻
隻眼
隻脚
隻頬
隻句
隻語
隻足
隻方
隻葉