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隻方
ふりがな文庫
“隻方”の読み方と例文
読み方
割合
かたほう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かたほう
(逆引き)
彼女は舌を出して障子の紙を
舐
(
ねぶ
)
り、そっと穴を開けて
隻方
(
かたほう
)
の眼をそれに当てた。そして、老女は其処に怪しい物を見つけた。
猫の踊
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
洋服の男は独りでこんなことを云ってから、またテーブルの上を叩いて思いを遠くの方へ
馳
(
は
)
せるようにしたが、その拍子に
隻方
(
かたほう
)
の
赤濁
(
あかにご
)
りのした眼がちらと見えた。
港の妖婦
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
それは
斑紋
(
はんもん
)
のあざやかなたくましい虎であったが、
隻方
(
かたほう
)
の眼が小さく
眇
(
すがめ
)
になっていた。
虎媛
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
隻方(かたほう)の例文をもっと
(4作品)
見る
隻
常用漢字
中学
部首:⾫
10画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“隻”で始まる語句
隻手
隻
隻眼
隻脚
隻腕
隻頬
隻句
隻語
隻足
隻葉