“かひな”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カヒナ
語句割合
93.2%
効無2.7%
効為1.4%
1.4%
1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
王樣わうさまその女王樣ぢよわうさまかひなにかけされられ、おそる/\まをされました、『かんがへても御覽ごらんなさい、え、たか一人ひとり子供こどもではないか!』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
あまり他愛たあいなさに、効無かひな殺生せつしやうやめにしやう、と発心ほつしんをしたばん、これが思切おもひきりのあみくと、一面いちめんじやうぬまみづひるがへして、大四手おほよつで張裂はりさけるばかりたてつて、ざつと両隅りやうすみからたかほしそらかげして
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
唯その一旦にしてやすく、又今のむなしき死ををはらんをば、いと効為かひなしと思返して、よし遠くとも心に期するところは、なでう一度ひとたびさきの失望と恨とをはらし得て、胸裡きようりの涼きこと
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
これにいひけるは、たとひこの身重くして動くあたはずともかゝるもちゐにむかひては自在のかひな我にあり 一〇六—一〇八
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
かひなが動き出した。片手は、まつくらなくうをさした。さうして、今一方は、そのまゝ、岩どこの上を掻き捜つて居る。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)