効為かひな)” の例文
唯その一旦にしてやすく、又今のむなしき死ををはらんをば、いと効為かひなしと思返して、よし遠くとも心に期するところは、なでう一度ひとたびさきの失望と恨とをはらし得て、胸裡きようりの涼きこと
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)