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奇
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めづら
ふりがな文庫
“
奇
(
めづら
)” の例文
未だ新しき物を見しことなきもの、この見るをうべき詞を造りたまへるなり、こは世にあらざるがゆゑに我等に
奇
(
めづら
)
し 九四—九六
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
すなはちその若日下部の王の
御許
(
みもと
)
にいでまして、その犬を賜ひ入れて、詔らしめたまはく、「この物は、今日道に得つる
奇
(
めづら
)
しき物なり。かれ
妻問
(
つまどひ
)
の物
五
」
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
此石山の川岸に
臨
(
さしかゝ
)
れる所に
奇
(
めづら
)
しき石あり、其
形
(
かた
)
ち
磨磐
(
ひきうす
)
の如く、上下
平
(
たひらか
)
にして
周
(
めぐり
)
は三角四角五角八角等にして、
石工
(
いしや
)
の切立し如く、色は青黒し。是を掘出したる
跡
(
あと
)
もありて
洞
(
ほら
)
のごとし。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
されば一日そが果樹園に杖ひくうち、葉
柊
(
ひいらぎ
)
に似て異国めき、名はわからねど植木屋もたゞ「西洋の、おめでたき草……」とのみよべる珍草あり、さして風情はあらざりしが、
奇
(
めづら
)
しきまゝ求め
来
(
きた
)
り
滝野川貧寒
(新字旧仮名)
/
正岡容
(著)
眺
(
なが
)
むることにのみ
凝
(
こ
)
れるわが目も、その好む習ひなる
奇
(
めづら
)
しき物をみんとて、たゞちに彼の
方
(
かた
)
にむかへり 一〇三—一〇五
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
▼ もっと見る
此石山の川岸に
臨
(
さしかゝ
)
れる所に
奇
(
めづら
)
しき石あり、其
形
(
かた
)
ち
磨磐
(
ひきうす
)
の如く、上下
平
(
たひらか
)
にして
周
(
めぐり
)
は三角四角五角八角等にして、
石工
(
いしや
)
の切立し如く、色は青黒し。是を掘出したる
跡
(
あと
)
もありて
洞
(
ほら
)
のごとし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
或ひは「その好む習なる
奇
(
めづら
)
しき物をみんとて眺むることにのみ凝れるわが目も、たゞちに彼の方にむかへり」
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
“奇”の意味
《名詞》
変わっていること。特異。
(出典:Wiktionary)
“奇”の解説
奇(き)は、漢姓の一つ。
(出典:Wikipedia)
奇
常用漢字
中学
部首:⼤
8画
“奇”を含む語句
奇怪
奇異
怪奇
好奇
好奇心
奇観
奇術
奇妙
数奇
奇体
奇蹟
奇矯
奇態
奇々怪々
珍奇
奇特
奇禍
留南奇
御奇特
奇縁
...