“悪意”の読み方と例文
旧字:惡意
読み方割合
あくい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのようすで、悪意あくいのないのをさとりはしたけれど、なおははねこは、油断ゆだんをせず、えさちかづこうとしませんでした。
どこかに生きながら (新字新仮名) / 小川未明(著)
とはえ、かれ悪意あくいがあるのではい。と、ドクトルはさらにまたしみじみとおもうたのであった。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
それいらい、伊那丸も一とうの者も、豊臣家とよとみけにたいしてしぜんといい感じを持っていた。おそらく、秀吉は武田家たけだけ味方みかたではあるまいが、悪意あくいあるてきではないとしんじてきた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)