“羞恥心”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅうちしん87.5%
しうちしん12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どういうふうにかということを、酔って羞恥心しゅうちしんをなくしたさくらは、身振りを入れながらあけすけに語った。功兵衛は聞いてはいなかった。
醜聞 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
それによってもおたがいの羞恥心しゅうちしんというようなものには、全く相触れず、相知れざる形になっていることであります。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
僕は又この頃白柳秀湖しらやなぎしうこ氏の「声なきに聴く」と云ふ文集を読み、「僕の美学」、「羞恥心しうちしんに関する考察」、「動物の発性期と食物との関係」等の小論文に少からず興味を感じた。
そののち泥棒はつかまりしが、罪名は女の羞恥心しうちしんを利用したる不法檻禁罪ふはふかんきんざいなりし由。
雑筆 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)