“愛(ウツク)” の例文
靡(ナミ)く藻の愛(ウツク)し配(ツマ)と語らはず別れし来れば……霊あはゞ君来ますやと……たまぼこの道来る人の亭(タ)ちとまりいかにと問はゞ答へやるたつきを
爾に、伊邪那岐ノ命詔(ノリ)給わく、愛(ウツク)しき我が那邇妹(ナニモ)の命や、子の一木(ヒトツキ)に易えつるかもと詔給いて、御枕方(ミマクラベ)に匍匐(ハラバ)い、御足方(ミアトベ)に匍匐いて、哭給う。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
幹毎(モトゴト)に花は咲けども、何とかも 愛(ウツク)し妹がまた咲き出来(デコ)ぬ(孝徳紀)
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)