“アイ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:あい
語句割合
28.6%
Ай14.3%
悲し14.3%
14.3%
14.3%
阿姨14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アイINAイナって聞くと毛唐けとうの高級船員なんかふるえ上るんだそうです。乗ったら最後どんな船でも沈めるってんでね。……だから今度はこのアラスカ丸があぶねえってんで、大変な評判ですがね。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
九、‘Айアイ’——地底の海
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
(註・自働ピアノ用の巻譜に似た玩具である。)それは「僕の故郷のケンタツキーの家」「悲しアイ、悲し、悲し」「青い鳥」「カドリール」「星条旗の下に」等であつた。
幽霊の出る宮殿 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
カツテワタシハ、アイ哲人テツジン、ヘエゲルノデアッタ。哲学テツガクハ、ヘノアイデハナクテ、真実シンジツトシテ成立セイリツセシムベキサマ体系知タイケイチデアル、ヘエゲル先生センセイノコノ言葉コトバ一学兄イチガッケイオシエラレタ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
此事ハ必/\一人リでおもい立事のけしてアイならず候。一人リでいたりやこそ(龍ハはやしぬるやらしれんきにすぐにとりつく。)
すると其処の電燈の下には、あの優しい花宝玉が、でっぷり肥った阿姨アイと一しょに、晩餐の食卓を囲んでいた。食卓には皿が二枚しかない。その又一つはばかりである。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)