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『幽霊の出る宮殿』
ふりがな文庫
『
幽霊の出る宮殿
(
ゆうれいのでるきゅうでん
)
』
わたしはこの四五年来、少くとも一年のうちに二回以上は、全く天涯の孤独者であるかのやうな、そして深い寧ろ憂ひに閉ぢこめられたやうな姿で独り、登山袋に杖を突いて、遠方の景色にばかり見惚れてゐるかのやうな眼を挙げながら、すたすたとその山峡の村へ赴 …
著者
牧野信一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「早稲田文學 第三巻第一号」早稲田文學社、1936(昭和11)年1月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約19分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
主
(
アルジ
)
嵩
(
カサ
)
棚
(
ピース
)
火床
(
マントル
)
密造
(
モロコシ
)
悲し
(
アイ
)
通観
(
サベイ
)