“いとほ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
射通40.0%
射貫20.0%
20.0%
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
征矢射通いとほしゆけばあめあふれ
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
マーキュ あゝ、ロミオのやつめ、やつ最早もうんでゐるわい! あの眞白まッしろ小婦あまッちょくろでしてやられた、みゝ戀歌こひか射貫いとほされる、心臟しんざう眞中央まッたゞなかれい盲小僧めくらこぞう稽古矢けいこや打碎ぶちくたかれる。
いとほしさのあまりに、老が手づから土を運びてひつぎをさめ、其の終焉をはりに残し給ひし一四八筆の跡をつかのしるしとして、一四九蘋蘩行潦みづむけの祭も心ばかりにものしけるが、翁もとより筆とるわざをしもしらねば
秋の霜夜の冷えまさりて草野の荒れ行く頃といへば、彼の兎すら自己が毛を咬みて挘りて綿として、風に当てじと手をいとほしむ、それにはかはりて我〻の、纔に一人の子を持ちて人となるまで育てもせず
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)