“呶罵”の読み方と例文
読み方割合
どば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かなり沈着な部将にしてさえ、呶罵どば、地だんだ、ただ、てんやわんやのおめきの中に吹きくるまれる。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
本当にそれは突進という感じであった、「押すな」とか「痛い」とか「だめだ、もう入れやせん」とかいう呶罵どばの声をひと足ごとに浴びせられる、ひじで小突かれたりられたりする。
花咲かぬリラ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
非難、腹立ち、失望、呶罵どばの声など、半日のまに、三塔十六谷の様相は、一変してしまった。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)