“唾罵”の読み方と例文
読み方割合
だば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汝がわれを唾罵だばする心は、これすなわち驕慢きょうまんにして、七つの罪の第一よ。悪魔と人間の異らぬは、汝の実証を見て知るべし。
るしへる (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
老人は、こう唾罵だばを飛ばしながら、おいおい、呂律ろれつがまわらなくなって来た。が、なおも濁った目に懸命の憎悪ぞうおを集めながら、足を踏み鳴らして、意味のない事を叫びつづける。
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)