“だば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
駄馬88.9%
唾罵11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
依然として徒食する人達や、駄馬だばの背から、飛降りて道を避けさせた人達に向けられたことは言うまでもない。
銭形平次打明け話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
一駄というのは駄馬だば一頭に背負わせるほどの荷物のことだから、萱はかるいといっても二十貫いじょうはある。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
汝がわれを唾罵だばする心は、これすなわち驕慢きょうまんにして、七つの罪の第一よ。悪魔と人間の異らぬは、汝の実証を見て知るべし。
るしへる (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
老人は、こう唾罵だばを飛ばしながら、おいおい、呂律ろれつがまわらなくなって来た。が、なおも濁った目に懸命の憎悪ぞうおを集めながら、足を踏み鳴らして、意味のない事を叫びつづける。
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)