“権突”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんつ50.0%
けんつく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まるで雇人やといにんか何ぞのように、やれ押し方が悪いの、そうしては効がないの、火をけの薬を取って来いのと、権突けんつくと顎の先で使うので、縁もゆかりもない浜の者たちは腹を立てて
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
郵便局のやといや、税務署の受附などに、時おり権突けんつくを食わせられる度に、ますますいやになった。それから軍人も嫌であった。
枯菊の影 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)