“とっぴ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
突飛98.9%
唐突1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
キャラコさんは、すこし怖気おじけがついてきた。自分が、いま、やりかけていることは、途方もなく突飛とっぴなことのように思われだして来た。
待ちこがるる人はここに来た、けれどもあんまり突飛とっぴです。夜の丑の刻に屋根伝いにここへ来るとは、お松の眼には、これも夢以上。
と私は空虚うつろな声を出した。話の模様があんまり唐突とっぴに変化したのに面喰いながら若林博士の蒼白い顔と、額縁の中の斎藤博士の微笑とをかわる交る見比べた。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)