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老女
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おうな
ふりがな文庫
“
老女
(
おうな
)” の例文
警吏は直ちに來りて、そが
夥伴
(
なかま
)
なる三人を捕へき。われはその車上に縛せられて
市
(
まち
)
に入るを見たり。市の門にはフルヰアの
老女
(
おうな
)
立ち居たり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
しばしありて、今まで
木影
(
こかげ
)
に隠れたる苫屋の
燈
(
ともしび
)
見えたり。近寄りて、「ハンスルが家はここなりや、」とおとなへば、傾きし
簷端
(
のきば
)
の小窓
開
(
あ
)
きて、白髪の
老女
(
おうな
)
、舟をさしのぞきつ。
うたかたの記
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
鎖
(
とざ
)
されたる戸をほと/\と打叩けば、腰曲りたる
老女
(
おうな
)
入口に現れて、貸家見に來たまひしや、檀那がたの御用には立ち難くや候はんといふ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
かひもの
籠
(
かご
)
手にさげたる
老女
(
おうな
)
なりき。
うたかたの記
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
こを殺しつとて、咎めらるゝことあらば、いかにすべき。客。そは心安かれ。あるじの
老女
(
おうな
)
も聞きしことあるべきが、われはボルゲエゼの
族
(
うから
)
なり。媼。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
“老女”の意味
《名詞》
高齢の女性。
武家で奥向きの侍女の長。
(出典:Wiktionary)
“老女”の解説
老女(ろうじょ)は、武家や公家で、侍女の筆頭である女性のこと。また、幕府女中の上臈御年寄、小上臈、御年寄の三役の総称として、老女という呼称が用いられた。
(出典:Wikipedia)
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“老女”で始まる語句
老女達
老女修道者
老女史
老女子
老女役