“姥口”の読み方と例文
読み方割合
うばぐち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おいらの眼が届かねえか知らねえが、話には聞いてる、これが蘆屋あしや姥口うばぐちの釜と云って、織田信長から柴田が拝領したという釜なら、どんな事を
炉のまえにる彼のすがたは、そこに懸けられてある姥口うばぐち霰釜あられがまとともに破綻はたんなくひたと坐っていた。話しぶりにも幾ぶん亭主という心もちが加わって、丁寧なうちになお親しみをも示している。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)