“姥竹”の読み方と例文
読み方割合
うばたけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
姥竹うばたけかい」と母親が声をかけた。しかし心のうちには、ははその森まで往って来たにしては、あまり早いと疑った。姥竹というのは女中の名である。
山椒大夫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
応化橋おうげのはしの下で山岡大夫に出逢った母親と子供二人とは、女中姥竹うばたけが欠け損じた瓶子へいしに湯をもらって帰るのを待ち受けて、大夫に連れられて宿を借りに往った。
山椒大夫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)