“猟場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りょうば60.0%
かりば40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんもりとしたしげみや、カシワの木や、モミの木や、おまけに、えもののいっぱいいる猟場りょうばまで持った公園があるのか? ワン、ワン、ワン。
なにしろ年はとる、いくじがなくなる、おいらもむかしのげんきで猟場りょうばをかけあるくわけにはいかない。主人は、それならいっそ、たたき殺してしまえということになった。
かくて御料の猟場かりばに着くと、許田きょでん二百余里(支那里)のあいだを、十万の勢子せこでかこみ、天子は、彫弓ちょうきゅう金鈚箭きんひせんを御手に、駒を野に立てられ、玄徳をかえりみてのたもうた。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
信長、家康の方では、ちょうど猟場かりばわなを設けて、かもいのししのかかるのを待っているのと同じだった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)