猟場かりば)” の例文
かくて御料の猟場かりばに着くと、許田きょでん二百余里(支那里)のあいだを、十万の勢子せこでかこみ、天子は、彫弓ちょうきゅう金鈚箭きんひせんを御手に、駒を野に立てられ、玄徳をかえりみてのたもうた。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
信長、家康の方では、ちょうど猟場かりばわなを設けて、かもいのししのかかるのを待っているのと同じだった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)