“かりば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
狩場50.0%
猟場25.0%
狩猟場12.5%
獲場12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「王様、わたくしは、主人カラバ侯爵こうしゃくからのいいつけで、きょう狩場かりばで取りましたえものの兎を一ぴき、王様へけん上にあがりました。」
信長、家康の方では、ちょうど猟場かりばわなを設けて、かもいのししのかかるのを待っているのと同じだった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
織田長益と滝川雄利かつとしとが、吉良きら狩猟場かりばまで家康を追いかけてゆき、そこで、必死の弁をこころみた最後交渉も、全然、家康から一蹴されて——
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
吉良きら狩猟場かりばまで家康を追って行って、衷心ちゅうしんからいたことも、家康が、常になく、こぶしに据えたたかにたとえて、一戦も辞せず——と大言したことも、かくすべきではないと思って、その通り
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「やっぱり千本杭へゆきゃよかった、でなければ内湖うちうみのしりへよ、あそこじゃなんでも寒中に千羽とったってえことだ、獲場かりばが変わっただよ獲場が」
蜆谷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)