“狩場”の読み方と例文
読み方割合
かりば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「すると、お狩場かりばの四郎が忍び込んで、兼松の着物を着てお美代を殺し、その着物を井戸端のたらひに漬けて行つたことになるが——」
「王様、わたくしは、主人カラバ侯爵こうしゃくからのいいつけで、きょう狩場かりばで取りましたえものの兎を一ぴき、王様へけん上にあがりました。」
こんな場合にも恋人同志は手を取り合わなければならないものと見え小次郎と浮藻とが手を取り合い、戦いは味方が勝っているので狩場かりばで獣でも追うかのように勢い込んで追い駈けて来た。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)