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狩場
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かりば
ふりがな文庫
“
狩場
(
かりば
)” の例文
「すると、お
狩場
(
かりば
)
の四郎が忍び込んで、兼松の着物を着てお美代を殺し、その着物を井戸端の
盥
(
たらひ
)
に漬けて行つたことになるが——」
銭形平次捕物控:103 巨盗還る
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「王様、わたくしは、主人カラバ
侯爵
(
こうしゃく
)
からのいいつけで、きょう
狩場
(
かりば
)
で取りましたえものの兎を一ぴき、王様へけん上にあがりました。」
猫吉親方:またの名 長ぐつをはいた猫
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
こんな場合にも恋人同志は手を取り合わなければならないものと見え小次郎と浮藻とが手を取り合い、戦いは味方が勝っているので
狩場
(
かりば
)
で獣でも追うかのように勢い込んで追い駈けて来た。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
それからふた月三月のあいだというもの、しじゅうカラバ
侯爵
(
こうしゃく
)
のお使だと名のっては、いろいろと
狩場
(
かりば
)
のえものを、王様へけん
上
(
じょう
)
しました。
猫吉親方:またの名 長ぐつをはいた猫
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
この平次に屆けたのは、三年前、父親のお
狩場
(
かりば
)
の四郎を縛つた、この平次にも思ひ知らせるためだつたに違ひない。——その通りだらうな。お照さん
銭形平次捕物控:103 巨盗還る
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
母親の形見だと言つて
誤魔化
(
ごまか
)
したが、あの娘は決して唯の娘ぢやない。——俺はお
狩場
(
かりば
)
の四郎の娘と睨んだが、こいつは萬に一つも間違ひはないだらう。
銭形平次捕物控:103 巨盗還る
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
たびたび
狩場
(
かりば
)
から、いろいろと、けっこうなえものを持ってきてくれた猫なので、王様はおそばの
家来
(
けらい
)
に、はやく行って、カラバ
侯爵
(
こうしゃく
)
をお助け申せ、といいつけました。
猫吉親方:またの名 長ぐつをはいた猫
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
「当り前だ、手紙を書いたのはお
狩場
(
かりば
)
の四郎という、日本一と言われた大泥棒だ」
銭形平次捕物控:103 巨盗還る
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
狩
常用漢字
中学
部首:⽝
9画
場
常用漢字
小2
部首:⼟
12画
“狩場”で始まる語句
狩場沢
狩場野