“鴨猟”の読み方と例文
読み方割合
かもりょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またそこには幅六尺ばかりの水路が縦横に切拓きりひらいており、秋から冬にかけて葦刈りや鴨猟かもりょうの舟が往来した。
(新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「昨日須崎すさき種田家たねだけの別荘へ招待されて鴨猟かもりょうをやった」と五分刈ごぶがりの浅黒いのが答えた。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
伊東は愛する懐かしい人たちばかりで埋まった死人台帳に宝沢の名を書き込み、その日の日記の終わりに——宝沢法人、鴨猟かもりょうのため、兜岩に赴き、暴風雨に遭難、溺死できしす。享年四十二歳。
暴風雨に終わった一日 (新字新仮名) / 松本泰(著)