“濫行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いたずら33.3%
らんぎょう33.3%
らんこう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それじゃア何か差向さしむかいる処へわしが上って来たから、山平殿と不義濫行いたずらでもして居ると心得て、私が立腹してれへ上って来た故、差向で居た上からは申訳もうしわけとても立たぬ
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「きさまらは、そも、どこの何奴だ。かりそめにも、悪事濫行らんぎょうにおよぶは首斬るぞと、辻々にも、足利殿の御教書みぎょうしょ(軍の政令)を以て、げん布令ふれてあるを知らぬはずはあるまい」
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
伝右衛門は、こう云う前置きをして、それから、内蔵助が濫行らんこうを尽した一年前の逸聞いつぶんを、長々としゃべり出した。高尾たかお愛宕あたごの紅葉狩も、佯狂ようきょうの彼には、どのくらいつらかった事であろう。
或日の大石内蔵助 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)