“古鏡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こきょう33.3%
こきよう33.3%
ふるかがみ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
博士はかせくびをかしげながら、かばんのなかの、古鏡こきょうをとりして、小田おださんにしめしました。
うずめられた鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
みちすがら前面むかひがけ処々ところどころ躑躅つつじの残り、山藤の懸れるが、はなはだ興有りと目留まれば、又このあたりこと谿浅たにあさく、水澄みて、大いなる古鏡こきようの沈める如く、深くおほへる岸樹がんじゆは陰々として眠るに似たり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
その世の記念かたみ古鏡ふるかがみ
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)