“こきよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
故郷44.4%
古鏡22.2%
小器用22.2%
孤笻11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見すてて我れ今故郷こきようにかへらば残れる身の心ぼそさいかばかりなるべき、あはれなるは継子の身分にして、俯甲斐ふがひないものは養子の我れと、今更のやうに世の中のあぢきなきを思ひぬ。
ゆく雲 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
町子まちこよいごゝちゆめのごとくあたまをかへして背後うしろるに、雲間くもまつきのほのあかるく、社前しやぜんすゞのふりたるさま、紅白こうはくつなながくれて古鏡こきようひかかみさびたるもみゆ、あらしさつと喜連格子きつれがうしおとづるれば
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「つまらない細工だよ、小器用こきような惡人はそんな事で人がだませると思つて居るだけのことさ」
孤笻こきようわけ入る山」
(新字旧仮名) / 高祖保(著)