“俯甲斐”の読み方と例文
読み方割合
ふがひ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見すてて我れ今故郷こきようにかへらば残れる身の心ぼそさいかばかりなるべき、あはれなるは継子の身分にして、俯甲斐ふがひないものは養子の我れと、今更のやうに世の中のあぢきなきを思ひぬ。
ゆく雲 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)