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故郷
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こきよう
ふりがな文庫
“
故郷
(
こきよう
)” の例文
『いや/\、
私
(
わたくし
)
は
却
(
かへつ
)
て、
天外
(
てんぐわい
)
※里
(
ばんり
)
の
此樣
(
こん
)
な
島
(
しま
)
から、
何時
(
いつ
)
までも、
君等
(
きみら
)
に
故郷
(
こきよう
)
の
空
(
そら
)
を
望
(
のぞ
)
ませる
事
(
こと
)
を
情
(
なさけ
)
なく
感
(
かん
)
ずるのです。』と
嘆息
(
たんそく
)
しつゝ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
見すてて我れ今
故郷
(
こきよう
)
にかへらば残れる身の心ぼそさいかばかりなるべき、あはれなるは継子の身分にして、
俯甲斐
(
ふがひ
)
ないものは養子の我れと、今更のやうに世の中のあぢきなきを思ひぬ。
ゆく雲
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
給仕女
(
きゆうじをんな
)
は
故郷
(
こきよう
)
の
風俗
(
ふうぞく
)
をしてお
客
(
きやく
)
の
給仕
(
きゆうじ
)
に
出
(
で
)
るといふふうになつてゐます。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
人
(
ひと
)
知
(
し
)
らば
可笑
(
をかし
)
かるべき
自
(
うぬ
)
ぼれも
手傳
(
てつだ
)
ひて、おぬひの
事
(
こと
)
といへば
我
(
わ
)
が
事
(
こと
)
のように
喜
(
よろこ
)
びもし
怒
(
いか
)
りもして
過
(
す
)
ぎ
來
(
き
)
つるを、
見
(
み
)
すてゝ
我
(
わ
)
れ
今
(
いま
)
故郷
(
こきよう
)
にかへらば
殘
(
のこ
)
れる
身
(
み
)
の
心
(
こゝろ
)
ぼそさいかばかりなるべき
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
隨分
(
ずゐぶん
)
故郷
(
こきよう
)
の
空
(
そら
)
の
懷
(
なつ
)
かしくなつた
事
(
こと
)
も
度々
(
たび/\
)
あつた——
昔
(
むかし
)
の
友人
(
ともだち
)
の
事
(
こと
)
や——
品川灣
(
しながはわん
)
の
朝景色
(
あさげしき
)
や——
上野淺草
(
うへのあさくさ
)
邊
(
へん
)
の
繁華
(
にぎやか
)
な
町
(
まち
)
の
事
(
こと
)
や——
新橋
(
しんばし
)
の
停車塲
(
ステーシヨン
)
の
事
(
こと
)
や——
回向院
(
ゑこうゐん
)
の
相撲
(
すまふ
)
の
事
(
こと
)
や——
神樂坂
(
かぐらざか
)
の
縁日
(
えんにち
)
の
事
(
こと
)
や——
萬
(
よろづ
)
朝報
(
てうほう
)
の
佛蘭西
(
フランス
)
小説
(
せうせつ
)
の
事
(
こと
)
や——
錦輝舘
(
きんきくわん
)
の
政談
(
せいだん
)
演説
(
えんぜつ
)
の
事
(
こと
)
や——
芝居
(
しばゐ
)
の
事
(
こと
)
や
浪花節
(
なにはぶし
)
の
事
(
こと
)
や
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
故
常用漢字
小5
部首:⽁
9画
郷
常用漢字
小6
部首:⾢
11画
“故郷”で始まる語句
故郷元
故郷人
故郷心
故郷薄
故郷表
故郷許
故郷飾錦伊達織