小器用こきよう)” の例文
私が風船にラジウムを入れたとき、五十嵐の奴はそれを裏返したが、そのときおそのときはやしで、彼は、小器用こきように指先を使って、ラジウムをりとったに違いなかった。
柿色の紙風船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「つまらない細工だよ、小器用こきような惡人はそんな事で人がだませると思つて居るだけのことさ」