“曳裾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひきずそ50.0%
トレーヌ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あたしたちがよい事をしたおりや、若い娘客に何か与えたくなったおり、ちょいと曳裾ひきずそのおつまをとって出かけてゆくさきは、いつも大丸だった。
思いきり小柄こがらなのに、曳裾トレーヌを長々と曳き、神宮参道をヨチヨチ歩いている七五三の子供の花嫁姿のようで、ふざけているのだとしか思えない。
春雪 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)