“長良”の読み方と例文
読み方割合
ながら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あきづけば、をばなが上に、おく露の、けぬべくもわは、おもほゆるかもと長良ながら乙女おとめの歌を、繰り返し繰り返すように思われる。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
瑞龍寺を出て、権現山ごんげんやますそを北へ添って行くと岐阜城、その途中を左へ折れて、町中まちなかの道を真直ぐに進むと長良ながら川の岸へ出る。
蒲生鶴千代 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
すぐ彼方かなた加納かのうの渡しを越えると、わずか一里にして北方郷となり、彼女のふるさとの小野の里は長良ながら街道の山ぞいにあった。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)