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法衣
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はふえ
ふりがな文庫
“
法衣
(
はふえ
)” の例文
どのお寺も黄色の旗と
常緑樹
(
ときはぎ
)
の門とで、外部を飾り、
其
(
その
)
内部の
壮厳
(
さうごん
)
は有らゆる美を
尽
(
つく
)
して、いろんな
法衣
(
はふえ
)
の坊さんと参拝者と香煙と
灯明
(
とうみやう
)
とで満ちて居る。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
その傍に中年老年の僧侶が
法衣
(
はふえ
)
の上から
種々
(
さまざま
)
の美しい袈裟を掛けて三十五六人立つて居る。
御門主
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
セルギウスは
法衣
(
はふえ
)
の
領
(
えり
)
を正し、僧帽を
被
(
かぶ
)
つて、そろ/\群集の間を分けて歩き出した。
パアテル・セルギウス
(新字旧仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
法衣
(
はふえ
)
を着て、僧帽を
被
(
かぶ
)
つた威厳のある立派な姿である。セルギウスは頭を
掉
(
ふ
)
つた。
パアテル・セルギウス
(新字旧仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
朝の
勤行
(
ごんぎやう
)
が白い
法衣
(
はふえ
)
に
金色
(
こんじき
)
の
袈裟
(
けさ
)
の長老を主座にして行はれてる最中であつた。初めて見るビザンチン式の建築やモザイクの壁画はゴシツクやルネツサンス式以外に古雅な特色を
有
(
も
)
つて居る。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
▼ もっと見る
多くの僧俗に出迎はれて出て来た人は
田鶴子姫
(
たづこひめ
)
ではなくて、金縁の
目鏡
(
めがね
)
を掛けて
法衣
(
はふえ
)
の下に紫の
緞子
(
どんす
)
の
袴
(
はかま
)
を
穿
(
はい
)
た三十二三の
痩
(
やせ
)
て
脊
(
せ
)
の高い僧であつた。
御門主
(
ごもんしゆ
)
、
御門主
(
ごもんしゆ
)
と云ふ声が
其処此処
(
そこここ
)
から
起
(
おこ
)
つた。
御門主
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
“法衣”の意味
《名詞》
法衣(ほうえ / ほうい)
僧尼が着る衣服。
(出典:Wiktionary)
法
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
“法衣”で始まる語句
法衣姿
法衣屋
法衣下