“田鶴子姫”の読み方と例文
読み方割合
たづこひめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『山崎さん、二三日前の新聞に出て居た本願寺の田鶴子姫たづこひめとか云ふ方がいらつしやるのぢやないのでせうか。』
御門主 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
『山崎さん、田鶴子姫たづこひめなんですよ、だから写真なんかとるんだわね。』
御門主 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
多くの僧俗に出迎はれて出て来た人は田鶴子姫たづこひめではなくて、金縁の目鏡めがねを掛けて法衣はふえの下に紫の緞子どんすはかま穿はいた三十二三のやせの高い僧であつた。御門主ごもんしゆ御門主ごもんしゆと云ふ声が其処此処そこここからおこつた。
御門主 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)