“法衣屋”の読み方と例文
読み方割合
ころもや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの店から、五、六軒先の法衣屋ころもやの筋向うに徳法寺という寺があります。そこの納所なっしょあがりに善周という若い坊主がいる。娘の死んだ明くる朝にやっぱり頓死したんだそうで……。
半七捕物帳:22 筆屋の娘 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
東どなりには少しばかり空地あきちがあって、その隣りは法衣屋ころもやであった。往来の人を相手にする商売でないので、宵から早く大戸をおろして、店のくぐり障子に灯の影がぼんやりと映っていた。