“ほうえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
法会76.7%
法衣23.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それにしてもあんなに親しかった古い友達の法会ほうえなのにと、おせんは亡くなった人たちに済まなく思ったが、そこに気がついたかどうか
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
寂しい日がずんずん立っていって、もう四十九日の法会ほうえ仕度したくをするにも、宮はまったく予期あそばさないことであったからお悲しかった。
源氏物語:09 葵 (新字新仮名) / 紫式部(著)
まずそれくらい前にロシアの皇帝からチベットの法王に対し、そのツァンニー・ケンボの手によってビショップの法衣ほうえを贈られた。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
イサーク寺では僧正の法衣ほうえすそ接吻せっぷんする善男善女の群れを見、十字架上の耶蘇やその寝像のガラスぶたには多くのくちびるのあとが歴然と印録されていた。
北氷洋の氷の割れる音 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)